BASCOはおかげさまで、創業より35周年を迎えることができました!
それを記念してスペシャルな「絞り染め/タイダイ」アイテムを製作することになりました。
このページでは35周年アイテム製作にあたっての想いや、商品のことをご紹介したいと思います。
まず35年の振り返りと染めアイテムへの想いをデザイナー小畑に語ってもらいました。
インドネシア諸島の小さな島、バリ島でインドネシアの伝統的なロウケツ染め”バティック”に出逢い「この美しい布でお客様に喜んでいただけるものを作りたい」とオリジナルをスタートするきっかけになりました。
バティックにはいくつかの手法があります。手描きのバティックはロウを温め溶かし、特殊な道具(チャンチン)を使って細かな線をロウで一本一本描いていく伝統的な手法、気が遠くなる様な工程を経て完成するこのバティックはジャワ更紗と称され、ユネスコの世界無形文化遺産に認定されています。また、チャップという銅製のスタンプを使って、スタンプに溶かしたロウをのせ、手作業で型押しをしていく手法があります。
どちらのバティックも、ロウで模様を描き、染色して水洗いしロウを落とすと、ロウの部分に地色が残り、描いた模様が鮮明に現れます。この工程を色の数だけ繰り返して完成します。
私は銅製のスタンプ染めで布を染め最初のオリジナル、ドレスとトップスを製作しました。その後染めの手法を試行錯誤し、染めのデザインも手がけました。
伝統的な手法による民族的な味わいのものをエスニックと呼び、当時エスニックと言えば夏のリゾートウェアや気軽な普段着として販売されていましたが、私はお出かけや小物次第でパーティーにも着ていただけるような、モードでエレガントなテイストのラインを目指してデザインしていきました。
フリーサイズで、ちょっと個性的なオリジナルをレイヤードスタイルでコーディネート、それがバスコのスタイルの原点ともなり、どこにもないショップと言っていただき、大変喜ばれ顧客様も増え、オリジナルをやっていく自信にもなっていきました。
その後、タイのチェンマイでは草木染めで製作したり、日本でも生地や製品をオリジナルの色に染めて製作したりと、染めは常に可能性を広げてくれます。 今年創業35周年を迎えるにあたり、染めをテーマに新しい事にもチャレンジしたいと、長年お世話になっている染工場の職人さんにご協力いただいて、絞り染めの3アイテムが出来上がりました。 遊び心を感じる豊かな表情の絞り染めで、オシャレを一層楽しんでいただけたら幸いです。
BASCO
プレーンなボーダーTシャツを大胆に染めた一枚。ボーダーと染めのラインが交錯するような柄になっているが、不思議とどんなアイテムとも相性が良い。
肩線が落ちており、バストはゆったりめのワンサイズ。サイズレスで着ていただけるTシャツです。一枚でおしゃれに決まる夏のヘビロテアイテムです。
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定番人気マオパンツ。皆さんご存知のふっくらシルエットが愛らしいパンツ。カーキとグレーの2色展開。染め色はネイビーで、柄もさり気なく、クールに着こなせる一枚。 他アイテムとも相性が良く柄×柄も楽しめる万能アイテムです。
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サキスカートは六枚はぎのフレアスカート。六枚はぎで大小異なるギンガムチェックが交互に合わせられたスカート。その上から染めることで、複雑な柄となっています。 他にはないインパクトが何よりも魅力。シンプルなTシャツと合わせるだけで決まる一枚です。
今回35周年限定アイテムに選んだ絞り染め。職人の手によって一枚一枚丁寧に染められ、一枚ごとに仕上がりが違う面白さや、洗うごとに増していく味わいをお楽しみください。
マオパンツはShop by BASCO限定色もご用意しております。また、今回お世話になった染工場にお邪魔し、教えていただいた染めについても書かれています。気になる方は下記リンクよりご覧ください。
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[Shop by BASCO 限定色]ベージュベースにすみ黒、ネイビーで染めた限定色のマオパンツ。是非こちらもご覧ください。
Shop by BASCO限定カラーのマオパンツと今回の絞り染めについてはこちらをご覧ください↓↓↓